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​南海トラフ(Nankai trough)

紀伊半島南東沖合から四国西端の南方にかけて発達し、水深4,000 mに達する細長い凹地(1)。南海舟状海盆ともいう(1)。フィリピン海プレートの日本列島への沈み込み帯であると考えられている(1)。その意味では海溝の一種であるが、日本海溝などにみられる海側と陸側の境界ともいうべき深い切れ込み(溝上の地形)はなく、海側から比較的急な角度で陸側へ向かって一方的に浅くなる(1)。深海や陸側の斜面にたまった堆積物が、ブルドーザーで雪を押すように、付加体として陸側に押し付けられ、大規模な滑り面(デコルマ)やその上位に幾重にも重なるスラストが発達する。大規模な海溝型地震の震源地帯として注目されている(1)

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